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2004年6月 4日 (金)

『すべてがFになる』森博嗣

4062639246.jpg森 博嗣 (著)
すべてがFになる

孤島の中の、コンピュータで守られた研究所の中の、完全に隔離され24時間監視されている部屋の中で起こった殺人事件。この事件の謎を、N大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が解き明かしていく本格ミステリィ。

森博嗣さんの作品をはじめて読みました。

「理系ミステリィ」といわれていますが、どの部分を指してそういわれているのでしょうね。
主要な登場人物が理系のひとだから?
コンピュータ用語など理系っぽい専門用語がちりばめられているから?
この1作を読んだだけではよく分かりませんでした。
森作品を読んでいくうちに見えてくるかな。

ミステリィの謎自体は、密室+「すべてがFになる」という謎の言葉、という、いたってオーソドックスなもの。
そこに、コンピュータ・システムが絡んできたり、ヴァーチャル・リアリティな世界が語られたりするので、そういった部分に読みににくさを感じる読者はいるでしょうね。

メインとなるトリックには、ちょっと無理があるかも…、と思うところがあり、謎の言葉も、コンピュータのエンジニアならすぐに気がつくでしょ~、とも思いましたが、最後まで面白く読めたし、パズル系のミステリとして十分に楽しめました。

この作品の最大の魅力は、天才・真賀田四季のキャラクターではないでしょうか。
萌絵と四季が対峙する場面は、とても印象に残りました。

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