『まるごと宮部みゆき』
改訂文庫版 まるごと宮部みゆき
朝日新聞社文芸編集部 (編集)
作家・宮部みゆきの魅力を様々な角度から紹介するガイドブック。
全著作ガイド、ロングインタビューなど、ファンには嬉しい一冊。
文庫改訂版には、最新の著作と、映画「理由」を監督した大林宣彦さんとの対談が追加されています。
私は、『火車』をきっかけに、宮部みゆきさんの作品を読むようになり、ファンになりました。
宮部さんの作品はいろいろ読んできたつもりでしたが、まだ未読のものが多数あることを再認識。「宮部みゆき全小説作品チャート」によると、私が読んだ作品は「現代物&ミステリ」ばかり。「時代物」と「SF・ホラー・ファンタジー」の分野は手付かずでした。「全著作ガイド」を参考にしながら、未読の作品を読んでいこうと思っています。
ロングインタビューは、宮部ファンとして、とても興味深く読みました。中でも、「視点にこだわる」という話が「なるほど~」でした。宮部さんの作品を読んでいると、自分がその場に居合わせているかのように、シーンが目に浮かぶのは、この「視点」にこだわった描写のためだったのですね。
ロングインタビューと大林宣彦監督との対談を読んだら、「理由」をじっくりと再読したくなりました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
Manaさん、遅くなってすみません。トラックバックを有り難うございました。こちらからも、付けさせて頂きました。
初期のものも再読したいし、「理由」や「火車」も読み返したいです。
投稿: 涼 | 2004年8月23日 (月) 18:06
涼さん、こんにちは♪
トラックバック、ありがとうございます。
初期の作品で未読のもののうち、「パーフェクト・ブルー」が面白そうなので、読んでみようと思っています。
「火車」を読んだのも、ずいぶん前のことなので、再読したいですね~。
再読といえども、時間を忘れて読みふけってしまうと思うので、要注意ですが(笑)。
投稿: Mana | 2004年8月24日 (火) 11:06
Manaさん、
こんな本があったんですね。
読みたくなってきましたよ。
綿密な場面の描写に主人公の心象を上手に
挿入する宮部さんの書き方はハードボイルド
小説にも通ずるところがあるなと感じます。
全くたいした筆力ですね。
投稿: ラーメン野郎 | 2004年8月28日 (土) 08:56
ラーメン野郎さん、こんにちは♪
宮部みゆきファンとしては嬉しい一冊ですよね。改めて、宮部みゆきの多彩な作品群を再認識しました。
未読の作品がけっこうあることが分かったので、全著作ガイドを参考に、面白そうな作品から読んでみようと思っています。
投稿: Mana | 2004年8月29日 (日) 22:11