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2004年10月29日 (金)

「レミパン」買いました!

041029_1.jpgかねてから欲しかった「レミパン」をついに購入しました。
「レミパン」とは、料理愛好家・平野レミさんが考案したアイディア満載のフライパンです。フライパンなのに深さがあるからお鍋としても使え、別売りの専用蒸し台を使えば蒸し器にもなるすぐれものなのです。
フッ素加工のフライパンとしては高価なんだけど、毎日使うものだし、一台何役にもなれば収納も省スペースになるので、思い切って買っちゃいました。
今回買ったのは、直径22cmのプチ・レミパン(税込9450円)と蒸し台(税込2415円)です。

041029_2.jpg早速、レミパンで肉じゃがを作ってみました。
肉じゃがのように、炒めてから煮込む料理には、とっても便利です!!
フッ素加工なので鍋にお肉がくっつくこともないし、ガラス蓋なので煮込んでいる途中も中の様子が見えます。
おかげで(?)美味しい肉じゃがが出来ました♪

晴れて、焦げ焦げの鍋と、フッ素加工がはげてくっつきまくるフライパンを処分することができました~。すっきりした~~。

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2004年10月28日 (木)

『煙か土か食い物』舞城王太郎

4061821725.jpg煙か土か食い物
舞城 王太郎 (著)

-----[ あらすじ ]-----
サンディエゴのERで医師として働く奈津川四郎は、母親が連続主婦殴打生き埋め事件の被害者になったとの連絡を受け、故郷の福井へ向かう。奈津川家のファミリー・サーガ(血族物語)が幕を開けた…。
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第19回メフィスト賞を受賞したデビュー作。
2002年度版「このミステリーがすごい!」第8位。

凄い…!!
正に、私のハートをわし掴み(ハート)、です。

一人称の口語体、というより脳内に浮かんだセリフをそのまま吐き出したような文体。省略された読点(、)や改行。カタカナの英語。福井弁(多分)。乱暴な言葉使い。そして、スピード感。

この独特の文体は、他に類を見ないのではないでしょうか。もの凄く新鮮でした。

読みにくいと思うひともいるようですが、私はむしろ、読みやすかったです。暴力表現とか汚い言葉とか出てくるけれど、嫌悪感は全く感じませでした。文体のもつリズムに乗って、気持ちよくどんどん読めました。これをドライブ感というのでしょうか。一見、書きなぐったような文章なんだけれど、句読点の打ち方とか改行とか、ものすごく計算してますよね。だから、著者のリズムに乗せられちゃうのだろうと思います。

こんな斬新な文章で書かれている内容は、普遍的テーマである「家族への愛」なんです!それを、ド真ん中にストレートの剛速球で投げ込んできてる。親に反感を感じながらも本当は愛してもらいたかったんだ、という気持ち、兄弟の絆…ジーンとしました。

一応、ミステリーです。メインは連続主婦殴打生き埋め事件の犯人探し。ですが、裏表紙から引用すると…

「密室?暗号?名探偵?くだらん、くたばれ!」

だそうです(笑)。
絶対、ミステリーのことをよく知ったうえで、破壊しにかかっています。トリックは…ギャグですね。あっけにとられる反面、楽しめましたよ。普段、ミステリーをよく読んでいるほうなので、この破壊具合をより楽しめたのかもしれません。

デビュー作でこんな作品を書いてしまった舞城王太郎が、これからどこまで突っ走って行くのか、ものすごく楽しみです。

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2004年10月26日 (火)

不二家のカラメルアーモンド

041026.jpg最近ハマっているのが、不二家の「カラメルアーモンド」というお菓子。
クッキーがサンドされたパイにスライスアーモンドがトッピングしてあり、香ばしさと、サクサクとした歯ごたえのある食感で、食べ始めると止まりません。寒くなると、こういう濃厚なお菓子が美味しく感じますね♪

読書中の本は「煙か土か食い物/舞城王太郎(著)」。舞城さんの作品を読むのは「世界は密室でできている。」に続き2冊目です。ちょっと前に読んだ「世界は密室でできている。」が、すごくいいと思う部分と、なんじゃこりゃーという部分とが混在していて、自分の中で評価できずにいたので、それではデビュー作から順に読んでみようと思ったわけです。すでに半分以上を読んでしまったのですが、かなり面白いです。舞城王太郎にハマりそうな予感がします。というか、もうハマってしまったかもしれません(笑)。

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私にもできること…

新潟県中越地震のニュースを見ていると、何もできない自分がもどかしくなります。そんな私でも、募金で被災者のみなさんを応援することならできますよね。

・いちばんお手軽にできるのは、テレビ朝日が行っているドラえもん募金です。電話するだけで100円を募金できます。

・日本赤十字社では郵便振替で義援金を募集しています。

・niftyでも、「新潟県中越地震」被災者支援チャリティコンテンツが始まりました。壁紙などを購入することで募金ができます。

うちにもチビッコがいるので、子供がお腹を空かせていたり不安な思いをしていたりする様子を見ると、本当につらい気持ちになります。一日も早く、被災者のみなさんが安らかに眠れる夜が訪れますように…。

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2004年10月25日 (月)

『赫い月照』谺健二

4062117614.jpg赫い月照
谺 健二 (著)

-----[ あらすじ ]-----
摩山は、頭に引っかかって仕方がない酒鬼薔薇事件の少年Aの犯行動機を探るため、超越推理小説『赫い月照』を書き始めた。断片的に記憶を失うようになった摩山の周りで不可解な殺人事件が発生する…。
-------------------

本格ミステリーの中で酒鬼薔薇事件の少年Aをはじめとする現実に起こった少年犯罪の動機に迫ろうとした、意欲作。

名探偵・振子占い師・雪御所圭子シリーズですが、シリーズ未読の私でも、全く問題なく読めました。この作品で、雪御所圭子の過去や謎解きに入れこむ理由が明かされるので、シリーズのファンはより興味深く読めるのではないでしょうか。

ただ、快楽殺人者の脳内の妄想をそのまま描いたような小説中小説『赫い月照』の異様さや、残酷な描写などで、全く受けつけないとう読者もいるでしょう。私も読んでいて気分が悪くなる場面がいくつもありました。それでも最後まで一気に読ませる迫力が感じられたのも確かです。

フィクションの連続殺人事件を追う過程で、「酒鬼薔薇事件」や「てるくはのる事件」といった現実に発生した少年犯罪が検証されていきます。作品の登場人物たちが語る事件の考察や解釈は、読ませるものがありました。著者が真摯に事件と向き合い考えたことがうかがえます。

一方、本格ミステリーとしては…う~ん、微妙なところです。全体的に、かなりご都合主義的な点がものすごく気になりました。また、大枠は強引に辻褄を合わせたけれど、細部をみると穴だらけ、という感じもします。密室や消失などの謎も盛りだくさんなのですが、そのトリックが実にしょぼくてガッカリ。伏線がよく考えられている部分もあるし、真犯人の意外性にもサプライズがあるので、非常に惜しいです。

しかし、社会派的なテーマ性と本格ミステリーのパズル性を両立させようとしているこの作風は好みなので、次回作が楽しみです。

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2004年10月22日 (金)

麦焼酎「閻魔」を飲みながら

朝、「とくダネ!」(フジテレビ)を見てビックリ。コメンテーターとして石田衣良さんが出演されていました。不慣れなせいか、見ている私のほうがドキドキしちゃうようなたどたどしいコメントで、思わず、頑張れ~!!とTVに向かって応援してしまいました。金曜日のレギュラー・コメンテーターなのかは??なのですが、番組に慣れてきたならば、石田衣良さんならではのコメントが聞けるかも、と楽しみです。先日の、やはり「とくダネ!」コメンテーターの室井佑月さんの、社会科見学のとき豆腐の器に落ちた話、は大爆笑でした。

041022.jpg「赫い月照/谺健二(著)」は、3分の2ほど読み進みました。著者の思い入れの深さを反映しているような迫力が感じられる作品です。少年Aがなぜあのような犯行を行ったのか、また、少年Aの事件に反応するかのように起きた少年犯罪はなんだったのか、に対する考察には引き込まれました。その一方、小説中小説の主人公・血飛沫零(ちしぶきれい)が現実の世界に現れて殺人を行ったり、犯行声明文を送りつけたりもしています…。密室や暗号など、謎もどんどん増えてきていて、この作品は、本格ミステリーでもあるので、どのような結末にたどり着くのか、楽しみなような、不安なような感じです(笑)。

今晩は、日本シリーズが終わったら、麦焼酎「閻魔」を飲みながら「赫い月照」の続きを読む予定。昨年は芋焼酎一辺倒でしたが、麦もいいもんだ、と再認識しています。

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2004年10月20日 (水)

金のフライパンのシュークリーム

041020.jpg連日、雨~~。
しかも、またまた、台風が来ています。

夕方には雨&風が強くなるらしいとのことだったので、午前中に買い物に行ってきました。
こんな日に限ってお米が底をついていたりするのです。トホホ。

おやつに、たまプラ東急の地下にある「金のフライパン」でシュークリーム(150円税別)を買いました。
ケーキ屋さんのシュークリームは、皮がパリッとしていて美味しいです。コンビニで買う皮がしっとりしているシュークリームも嫌いじゃないのですが、やっぱりパリッとしているほうが好きですね~。

いま読んでいる本は「赫い月照/谺健二(著)」。
酒鬼薔薇事件をモチーフにした本格ミステリーです。以前から気になっていた作品なのですが、本の厚さとテーマの重さに腰が引けていました。先日、図書館をうろうろしていたら、偶然、この本が目に飛び込んできたので、これも出会いだろうと、読んでみることにしたのですが、今のところ、かなり重苦しい感じです…。

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2004年10月18日 (月)

『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎

4101250219.jpgオーデュボンの祈り
伊坂 幸太郎 (著)

-----[ あらすじ ]-----
警察から逃げる途中で意識を失った伊藤は、知らない場所で目を覚ました。そこは、言葉を話し未来が見えるカカシがいて江戸時代から外部と交流を断っている荻島だった。翌日、そのカカシがバラバラになって発見される。未来が分かるはずのカカシは、なぜ自分の死を予測できなかったのか?
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第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した、伊坂幸太郎のデビュー作。

ミステリー?ファンタジー??大人の童話???
現実的な部分と非現実的な部分がミックスされていて、哲学的な面も伺える、不思議な雰囲気を持つ小説でした。
どちらかと言うと、ミステリー色は薄めです。

ストーリーは淡々と進むのですが、作品の世界に引き込まれてどんどん読み進みました。作品に流れる優しい空気に包まれて、いつまでも優午(←しゃべるカカシの名前)や荻島のユニークな住人たちと会話を楽しんでいたい…そんな気持ちになりました。

ミステリーとしては、伏線の巧みさ、につきるでしょう。随所に散りばめられた伏線(読んでいる途中は、これが伏線だとはなかなか気がつきません)が、ラスト近くで一気に収束するさまには、ゾクゾクさせられました。伏線は非常にセンスがよくて、「ここにはあのピースがはまるのか~」と気が付くと、嬉しくなりますね。
トリックとしてはかなり強引だと思いますが、全く気にならなかったです。

温かくてちょっと切ないラストも、よかったです。

リョコウバトのことは、この小説で初めて知りました。
あまりに酷い話なので、これも作り話かと思いましたが、現実にあったことなのだ、と調べてわかりました。
衝撃を感じるとともに、人間の愚かさに腹が立って、悲しくなりました。
このリョコウバトがストーリーの随所に登場することから、著者の思いが感じられました。

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2004年10月15日 (金)

横浜中華街で買った老酒

041015.jpg連休中に行った横浜中華街で老酒を買いました。
「源豊行」という中華食材店オリジナルのカメ壺入り老酒です。
高いのと安いのと2本買ったのだけれど、安いほうのはもう飲んでしまいました。
これは高いほう(と言っても1000円ちょっとです)の老酒。
高いやつは熟成期間が長いのでマイルドな感じがしますが、安いほうでも十分美味しかったです。
老酒は、お燗して飲むのが好きですね~。

「源豊行」は中華街のメインストリートの真ん中あたりにあり、中華街に行くと必ず立ち寄るお店のひとつです。
お酒やお茶のほか、調味料や缶詰など珍しい食材があって、楽しいです。

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2004年10月14日 (木)

『生首に聞いてみろ』法月綸太郎

4048734741.jpg生首に聞いてみろ
法月 綸太郎 (著)

-----[ あらすじ ]-----
彫刻家・川島伊作が死の間際に完成させた石膏像の首が何者かによって切り取られ持ち去られた。犯人は?その目的は??
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法月綸太郎さんの10年ぶりの長編作品です。
長編の本格ミステリ小説を書くことにさまざまな悩みがあったようですね。
その悩みの答えとなるのが、この作品「生首に聞いてみろ」ということなのでしょうか…。

探偵役は、もちろん、法月 綸太郎!
著者と同じ名前の名探偵が主役とは奇妙に感じるかもしれませんが、ミステリの世界ではある種の伝統となっていることなので、荒唐無稽な作風だというわけではありませんよ~、念のため。

「生首に聞いてみろ」というおどろおどろしい題名とはうらはらに、ストーリーはむしろ淡々と進みます。
事件の始まりも、石膏像の首が切り取られて持ち去られた、だけですから。
本格ミステリにありがちな特殊な舞台設定(嵐の山荘に閉じ込められるとか)やアクロバティックなトリックは、ありません。
それでも読ませるし、緻密で大胆な伏線は、さすがだなと思いました。
実際に起きてもおかしくないようなリアルな設定で、本格ミステリとしてのロジックが展開されていきます。
叙述系のミステリが多いなか、このような正統派のミステリが、かえって新鮮に感じられました。
ハードボイルドタッチな正統派本格ミステリーとして、とても楽しめました作品です。
ただ、渋い、というか、地味な印象はいなめないかも…。

法月さんの、次の長編本格ミステリー作品が楽しみです。

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2004年10月13日 (水)

旅のおともに「いいちこパーソン」

041013.jpg連休と子供の秋休み(横浜市のほとんどの公立学校は、今年から2学期制になったのです)を利用して、小旅行へ行ってきました。旅行といっても、市内の海の見えるホテルに宿泊しただけなのですが、のんびり過ごせました。見晴らしのよい部屋だったのですが、お天気が悪くて、見えるのはグレーの空と海。それでも、海が見えると穏やかな気持ちになるので不思議です。
旅のおともに欠かせないのは本とお酒。今回、本は「生首に聞いてみろ/法月綸太郎」、お酒は「いいちこパーソン」でした。

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2004年10月 9日 (土)

無印良品のグリーンカレー

041009_a.jpg無印良品の手づくりキット「グリーンカレー」(税込210円/4人分)を使うと、家で手軽に本格的なタイ風グリーンカレーが作れます。
キットには、グリーンカレーの素やココナッツミルクパウダーなど調味料が全て入っているので、食材を揃えるだけでOK。タイカレーは煮込み時間が少ないので、30分もあれば出来上がっちゃいます。作り方も簡単なので、お料理初心者でも美味しくできると思います。

041009_b.jpgただし、けっこう辛いので、辛いのが苦手な人は駄目かもしれません。ちびっこも無理ですね~。

今回は、鶏胸肉、なす、しめじで作りました。なすが美味しいんです。

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2004年10月 8日 (金)

『悪いうさぎ』若竹七海

4167679167.jpg悪いうさぎ
若竹 七海 (著)

-----[ あらすじ ]-----
女性探偵・葉村晶シリーズ。
家出した女子高校生を連れ戻す仕事を引き受けた葉村だが、彼女の友人が次々に行方不明になっていると知って調査を始める…。
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主人公の葉村晶は、最近のはやりで言うと「負け犬」。30歳以上、独身(彼もいない)、住んでいる所はボロアパート(でも、大家さんはものすごくいい人♪)。こんな女探偵が、次々と厄介な事に巻き込まれ、心身ともにズタボロになりながらも事件の真相を追っていくというストーリー。

ミステリーというよりはハードボイルド。事件の謎解きに関しては、かなり強引。謎解きを楽しむというより、主人公・葉村がいかに厄介事に立ち向かっていくか、が読みどころでしょう。

若竹七海さんの、皮肉っぽくてブラック入ってるユーモアセンスがかなり好みでした。イヤな部分がデフォルメされた登場人物たちも、腹が立つのを通り越して笑っちゃう。ワハハと笑っちゃう、というより、ニヤニヤしちゃう感じ。結婚詐欺師の男など、よく書けてるなぁ~と思いました。

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2004年10月 7日 (木)

コメダ珈琲店でモーニング

041007.jpg午前中に歯医者の予約を入れていたのだけれど、先生が風邪でキャンセルになってしまった。風邪、流行ってますね~。

午前中がぽっかり空いてしまったので、久しぶりに江田のコメダ珈琲店に行ってのんびりモーニングをいただきました。コメダ珈琲には、午前中の11時まで全ての飲み物にバタートーストとゆで卵が無料でついてくるモーニング・サービスがあるのです。バタートーストが美味しかった~。

名古屋ではこのようなモーニングサービスが普通にあるようですね。東京近郊は、スタバのようなセルフのお店か、こじゃれたカフェばかりになってしまったので、コメダのような喫茶店が新鮮に感じられます。

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2004年10月 6日 (水)

泡盛「白百合」

041006.jpg今、飲んでいる泡盛はこれ。
石垣島にある池原酒造所の「白百合」。
ご夫婦二人で完全手造りで作っている泡盛なんだそうです。なのに、一升瓶で2000円ほど(正確な値段は忘れました~)なんですよ。

購入場所は、あざみ野の三規庭にある焼酎専門店「Sho-Chu AUTHORITY」。カレッタ汐留や東京駅八重洲北口にも店舗があるようです。

今日は、風邪気味なのでグレープフルーツジュース割りで、ビタミンCも補給です。

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2004年10月 5日 (火)

『PLUTO 第1集』浦沢直樹

07136896.jpgPLUTO 第1集
浦沢 直樹 (著)

-----[ あらすじ ]-----
ロボットと人間が共存する未来社会。
不可思議なロボット破壊事件と殺人事件が発生。この一見無関係に見える事件には奇妙な共通点が…。
犯人はロボットか人間か?!
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凄い!
手塚治虫も天才だけど、浦沢直樹も天才だ!!
吸い込まれるように読み、涙ボロボロ、全身鳥肌、でした。

『PLUTO』は、手塚治虫の鉄腕アトムのなかの1エポソード「地上最大のロボット」を、浦沢直樹がリメイクした作品である。ということは知っていましたが、私が思っていたのとは全く違うストーリーでした。主人公はアトムではなくゲジヒト刑事で、「SFミステリー」として描かれています。

登場するロボットは、外見はいかにも機械のようなロボットであったとしても、知能も感情も持っていて、非常に人間に近い存在として描かれています。なので、ロボットにも、どっぷりと感情移入してしまうことに。始終、胸がしめつけられながら読んだ、という感じです。

特にノース2号の巻では、涙ボロボロ。浦沢さんの内面描写が巧い!巧いな~、と感心しながらも涙が止まらないんですよね~。ロボットの戦闘シーンでこんなに泣けたのは初めてです。

ブラウ1589に面会に行く場面はゾクゾクしました。ブラウ1589は、その姿もすさまじいですが、ハンニバル・レクターを彷彿され、しかも、作品のテーマに深くかかわるようなことを語るのです。これから、ブラウ1589がストーリーにどのように絡んでくるのか、作品のキーとなる存在なのか…。

そして、アトム!
私の知っているアトムとは全く違うアトムでしたが、でも、やっぱりアトムなんです!アトム登場シーン、とてもよかったです。

これからどんな展開になるのか、ものすごく期待が高まりますね~。
この勢いで続けば、浦沢直樹の最高傑作になりそうな予感です。
あ~、早く続きが読みたいな~~。

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2004年10月 4日 (月)

『月の扉』石持浅海

4334075339.jpg月の扉
石持 浅海 (著)

-----[ あらすじ ]-----
那覇空港で、ハイジャック事件が発生。犯行グループは、乳幼児を人質にとり機内を制圧。そんな中、機内のトイレで乗客の死体が発見された!
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ハイジャックされた機内という究極のクローズド・サークル。その中で発生した不可能犯罪。とにかく、この設定を考え出したことに拍手!不可能犯罪の謎解きだけじゃなく、ハイジャックの顛末も気になって、いっきに読みました。

不可能犯罪の謎解きは、可能性をあげてはつぶしてく論理的な展開で、フムフムなるほど~、と楽しめました。

しかし…状況がかなり不自然なのが気になりました。
ハイジャック中に、ハイジャック犯全員と乗客数人が機内の後方一箇所に集まって延々と推理合戦をしている、っていうのは、あまりにも緊迫感がなさすぎなのでは。
最後も、いくら謎解きの結末を知りたいからって、あんな所で推理を披露したり聞いたりしている場合じゃないんじゃないかと…。
それに、人質の乳幼児がずっとおとなしく抱かれたままっていうのもね。普通、もっと泣いたりあばれたりするでしょ。

ハイジャックの顛末も、こうするしかなかったのかな、とは思いますが、なんだかなぁ~、という感じ。

…と、いろいろ言ってますが、面白く読みました。
石持浅海さんの次の作品が楽しみです。

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2004年10月 2日 (土)

『ラッシュライフ』伊坂幸太郎

4106027704.jpgラッシュライフ
伊坂 幸太郎 (著)

-----[ あらすじ ]-----
画廊経営者と画家、泥棒、新興宗教の信者、不倫カップル、リストラされたおじさんと老犬。5つの物語がいつしか一つの騙し絵に…。
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伊坂幸太郎作品の初読み本として、酔眼漂流記の雷蔵さんに推薦していただいた一冊です。

全く無関係に進行していた5つの物語が、次第につながっていく展開がみごとです。そして、そのつながり加減が絶妙。「驚いた」とか「やられたー」ではなく、なんんとも心地よい感じがしました。もしかしたら、自分も誰かと、こんな風につながっているかもしれないな…と思いました。

それぞれの物語は、重かったりダークな内容をはらんでいたりするのだけれど、さらっと軽快なタッチで書かれているので、気持ちよく読めました。読み終わった後、しみじみするような、ちょっとせつないような、なんとも言えない気持ちになりました。

人生うまくいかないなぁ~、なんて、心が弱ったときに手にしたい一冊だと思いました。


以下、ネタバレがあります!!


5つの物語は並行して起こっているのではなく、実は、それぞれ1~3日ほどのズレがありますよね。
この時間軸のズレ、私は喫茶店のコーヒー半額券で気が付きました。
川原崎と京子は使えたけれど、豊田は使えなかった…。
なので、豊田のは有効期限後だったんだろうな、と。
でも、それぞれがどの程度ズレているのかは、最後に白人女性のスケッチブックの場面まで分かりませんでしたね~。


ものすごく気になるのは、強盗老夫婦の拳銃。この拳銃は京子の拳銃とは別のものなのでしょうか??
京子がなくしたコインロッカーの鍵は、翌日、豊田が拾ったの?

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2004年10月 1日 (金)

こうさぎの背景を秋に

今日から10月ですね。
こうさぎの背景も秋らしいものに衣替えしました。

背景は、うさぎーず小劇場さんの「-白い月-」を使わせていただきました。ありがとうございました!

041001.jpgうさぎにはお月様がよく似合います♪

さて、衣替え記念の一言は…。

どうやら、ラーメンの夢を見ているようです。
飼い主に似て食いしん坊の六太クンでありました。


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