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2004年10月 4日 (月)

『月の扉』石持浅海

4334075339.jpg月の扉
石持 浅海 (著)

-----[ あらすじ ]-----
那覇空港で、ハイジャック事件が発生。犯行グループは、乳幼児を人質にとり機内を制圧。そんな中、機内のトイレで乗客の死体が発見された!
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ハイジャックされた機内という究極のクローズド・サークル。その中で発生した不可能犯罪。とにかく、この設定を考え出したことに拍手!不可能犯罪の謎解きだけじゃなく、ハイジャックの顛末も気になって、いっきに読みました。

不可能犯罪の謎解きは、可能性をあげてはつぶしてく論理的な展開で、フムフムなるほど~、と楽しめました。

しかし…状況がかなり不自然なのが気になりました。
ハイジャック中に、ハイジャック犯全員と乗客数人が機内の後方一箇所に集まって延々と推理合戦をしている、っていうのは、あまりにも緊迫感がなさすぎなのでは。
最後も、いくら謎解きの結末を知りたいからって、あんな所で推理を披露したり聞いたりしている場合じゃないんじゃないかと…。
それに、人質の乳幼児がずっとおとなしく抱かれたままっていうのもね。普通、もっと泣いたりあばれたりするでしょ。

ハイジャックの顛末も、こうするしかなかったのかな、とは思いますが、なんだかなぁ~、という感じ。

…と、いろいろ言ってますが、面白く読みました。
石持浅海さんの次の作品が楽しみです。

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