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2004年11月30日 (火)

『暗黒館の殺人』綾辻行人

4061823884.jpg4061823892.jpg暗黒館の殺人 (上)
暗黒館の殺人 (下)
綾辻 行人 (著)

-----[あらすじ]-----
大学生の中也は、友人の浦登玄児に招かれ、九州の山奥にある黒ずくめの館・暗黒館を訪れる。<ダリアの日>に催された宴に特別に招待された中也は、奇妙な料理を勧められ…。
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なんと、上下巻合わせて1293ページ!ものすごいヴォリュームです。
この内容にこれだけのページ数が必要だったのか疑問ではありますが、この長さを読ませてしまう筆力はさすがだな、と思いました。

オカルトっぽい幻想味の強い作品でした。
私は、このような雰囲気が好きなので、幻想世界に心地よく浸りながら、あまり苦痛を感じることもなく読み進めることが出来ました。
しかし、過去の記憶にまつわる同じシーンの繰り返しには、少々ゲンナリ。
下巻では、謎の核心に迫ろうとすると、何か事件が起きて会話が中断したり、「それは私より○○さんから聞いたほうがいい」だの「今は話せないが、そのうち話す」だの、真相がどんどん先延ばしになり、イライライライラ。

それでも、大仕掛け(これは、かなり早い段階で気が付きました)の部分と、視点の部分を、最後にどうまとめるのかをすごく楽しみにして読み続けたのですが…結末を読んで、ヘナヘナと床に座りこんでしまいました。
これって、ありなんですかっ?!
人間消失のトリックや殺人の犯人・動機など、個々は面白かっただけに、力がぬけてしました。

それにしても、この厚さはどうなんでしょう。
よっぽどのミステリファンじゃないと、手に取らないのでは?
まぁ、内容的にも、今までの館シリーズの集大成といった感じなので、ファンを意識した作品であるとは思うのですが、それにしたって長すぎやしませんか?
終盤の謎解きで、冒頭にあった伏線のこと(しかも細かいコトなのだ)を言われても、「そんなこともあったなぁ…(うろ覚え)」という感じ。
もっと贅肉がそぎ落とされていたならば、より楽しめたのではと思いました。
これだけのページ数を読破した、という達成感はありますけどね(笑)。

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2004年11月29日 (月)

北海道土産その2「ねこのたまご」

041129.jpgこれも、先日オットが札幌出張へ行ったときに買ってきてもらった北海道土産。
ねこのたまご」というお菓子です。
シュークリームなど洋菓子系を苦手としている息子へのお土産です。

どんなものかというと、生クリームベースのクリームを柔らかいお餅でくるんだ和洋折衷のお菓子です。
雪見大福のアイス部分がクリームになった感じかな。
柔らかくてモチモチしているお餅と、クリーミーなクリームがマッチしていて、美味しかったです。
いろいろな種類あるので、どれを食べようかな~と、楽しいですね。
今回オットが買ってきたのには、一箱に4個(生チョコ・パンプキン・レアチーズ・札幌キングスメロンが各1個)入っているやつでした。
購入した場所は、新千歳空港の売店なのですが、ここではバラ売りはなかったようです。

あまり北海道っぽくないお菓子ですが、お餅の色がカラフルだし、ネーミングも可愛いので、子供には喜ばれるお土産だと思います。
うちの息子もすごく喜んでいました。
ただ、生菓子なので、日持ちはしないと思います。

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2004年11月28日 (日)

「陳麻婆豆腐」たまプラーザ店

041128_1.jpgお昼に、先日リニューアルオープンしたたまプラ東急のレストランフロアにある「陳麻婆豆腐」へ行ってきました。
辛い辛いと評判の陳麻婆豆腐、初体験です。
ランチセットは、麻婆豆腐にご飯、スープ、お漬物、中国茶がついて1200円でした。
麻婆豆腐のほかに、エビチリや回鍋肉なども選べます。(写真の奥はエビチリ)

噂にたがわず、辛かった~!
今まで食べた麻婆豆腐の中で、一番辛かったです。
香辛料が効いていて、家で作るのとは全く別物です。
辛いのだけど、病みつきになりそうな感じの辛さでしたよ。
私は辛いのが平気なほうなので大丈夫でしたが、お腹の弱いオットは、案の定、後になってお腹が痛くなっていました(笑)。
隣の席のおば様2人組みは、辛いということを知らなかったようで、この辛さに困惑している様子で、少々お気の毒でした。

041128_2.jpgランチセットについてきた杏仁豆腐で口の中の辛さが和らぎます。
甘さひかえめで、やや固めの杏仁豆腐でした。

子供向けのメニューがなく、麻婆豆腐がメインなためか料理の種類は少ないので、ファミリーで行くには不向きかもしれません。
辛さ控え目と書いてあったエビチリを息子のためにオーダーしたのですが、やはり子供には辛かったようです。
エビチリも、オレンジ色のソースがかかった普通のエビチリとは違って、香辛料が効いている感じ。
息子は、麻婆豆腐を少し食べた後は、お水ばかり飲んでいました。
辛いから止めときな、と言ったのですが、目の前にあれば食べてみたくなりますよね~。

私は辛いものが好きなので、ぜひ、また食べに行きたいのですが…。
辛さに強いお友達を探さなくては。

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2004年11月27日 (土)

北海道土産その1「北菓楼」のシュークリーム

041127.jpg北菓楼」の夢不思議というシュークリーム。
札幌へ出張に行っていたオットに、新千歳空港内の売店で買ってきてもらいました。

大人のこぶし大ほどもあるくらい大きくて、パイ生地のシュー皮の中にクリームがた~っぷり入っています。
クリームが柔らかいのでこぼさないように注意しながら、食べます。
シュー皮はコクがあるのだけれど、クリームがあっさりめなので、大きくてもぺろっと食べちゃいました。
あまりに美味しくて、一気に2個食べちゃいましたよ。
なんと、この美味しさ、このクオリティーで、一箱に3個入りで390円!安いです!!

夢不思議のほかにも数種類のシュークリームがあるようなので、違う種類のシュークリームも食べてみたいですね。
また札幌出張に行かないかな~。

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2004年11月25日 (木)

金時豆でクッキング

金時豆を煮ました。

お豆、大好き!
缶詰など市販のものを利用することもありますが、時間があるときは、自分で煮ています。
煮るときは、一袋(300g)全部をいっぺんに煮てしまい、すぐに使わない分は小分けにして冷凍しています。

041125_1.jpg金時豆といえば、甘煮。
市販のものは甘すぎるものが多いのですが、自分で作ると、好みの甘さに調節できるのがいいですよね。
そもそも豆の甘煮が好きなので、甘さ控え目にすると、どんどん食べられちゃいます。
今はまだ、丁度いい甘さ加減を探求中なのですが。


041125_2.jpgもう一品は、ミネストローネ。
今回は、ミネストローネに入れたいがために、金時豆を煮たようなものなのです。
レッドキドニービーンズを買いに行ったら、丁度、国産で新物のお豆が売っていたので、こちらに変更。
「国産」とか「新物」に弱いのです。
冷凍してあった大豆も入れて、お豆いっぱいのミネストローネ。
お豆がほくほくして、美味しい~~♪

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2004年11月22日 (月)

『リアル 4』井上雄彦

4088766954.jpgリアル 4
井上 雄彦 (著)

-----[ あらすじ ]-----
車椅子バスケットボールを扱った漫画。
それぞれ困難な現実(リアル)に直面しながらも、前に進もうと苦しむ野宮、戸川、高橋の姿を描く。
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首を長~~~~くして待っていた『リアル』の4巻が発売されました!
待ったかいあって、4巻も最高によかった!!

4巻の主役は戸川清春です。
足を切断し苦しむ戸川君が車椅子バスケに出会うまで、がメインに描かれています。

もう泣きっぱなし。
ツライ現実と向き合って、それを受け入れる、ってものすごく大変なことだよね…。

それにしても、戸川君のお父さんが、あまりに不甲斐ない。
お父さんの気持ちも少しは分かる気がするけれど、それでも、「しっかりしなさい!」と言いたくなります。
親がこんなじゃ、子供は辛いよ。
一番苦しんでいるのは子供なのに…。
その一方、虎さんがめちゃめちゃカッコいいー!男ならこうあらねば!!

ものすごく重いテーマを扱っているのだけれど、重苦しさは全く感じず、むしろ爽やかですらあります。
バスケのシーンの躍動感といい、人物の表情といい、画力も素晴らしい。
さすが、井上雄彦!という作品です。

ちなみに、5巻は2005年秋、発売予定。
また1年、おあずけなんですね(涙)。

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2004年11月20日 (土)

『紅楼夢の殺人』芦辺拓

4163213708.jpg紅楼夢の殺人
芦辺 拓 (著)

-----[ あらすじ ]-----
中国の古典文学で、 中国四大奇書のひとつ『紅楼夢』を背景にした本格ミステリ。
栄華を極めている賈(か)一族の大邸宅で繰り広げられる、不可思議な連続殺人事件。
その真相は…?
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中国古典文学『紅楼夢』と本格ミステリを融合させた、意欲作。
あとがきによると、『紅楼夢』に登場する名キャラクターや名シーンを取り入れつつ、本格ミステリとしての謎やトリックを組み込むのに、とても苦労されたのだとか。
なのに、私は、『紅楼夢』を読んだことが無いばかりか、その存在すら知らなかったので、作者の苦労の成果が全く分かってあげられなくて、申し訳ないです。
しかし、オリジナルの『紅楼夢』を知らなくても楽しめるミステリでした。

登場人物が多く、昔のことなので本妻やら側室やら異母兄弟やら親戚筋やらで人間関係が複雑なうえ、似たような名前の人も多く、出だしは苦戦。
しかし、作品世界に馴染むにつれ、主要な登場人物も把握でき、すんなり読み進めることができました。
幻想的で耽美的な雰囲気と、贅をつくした人工楽園に集う美少年と美少女たち…うっとり~~。

ひとつひとつのトリックには物足りなさを感じる部分もありましたが、事件の本当の真相が語られたときに、いち番の驚きがやって来ました。
なるほど、『紅楼夢』の世界でしか成立しえない真相だ!
オリジナルの『紅楼夢』を生かしつつ、見事な本格ミステリに仕立て上げてた著者の手腕に拍手。
本格ミステリを熟知した著者だからこそ書きえた作品だと思いました。


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2004年11月18日 (木)

ピラティス、初体験!

重い腰をあげて入会したスポーツクラブで、昨日、ピラティスのレッスンを受けてみました。
そのおかげで、今日はかなりキテます、筋肉痛!
ピラティスは、呼吸法(胸式呼吸)を意識しながら、呼吸に合わせて体を動かしていくのですが、動かす部分としっかり固定しておく部分をも意識しなくてはならず、もう大変。
一方を意識するともう一方がおろそかになり、しまいには何がなんだか大混乱(笑)。
でも、楽しかったです。
続けると、姿勢がよくなり、体のゆがみも直るのだとか。
自分の体と向き合えるようになるそうなので、しばらく続けたいと思います。

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2004年11月17日 (水)

「メルティーキッス」濃抹茶

0411mkiss.jpg抹茶味が好きなので買ってみた「メルティーキッス」濃抹茶(明治製菓/税込258円)。
これは美味しい♪
外側はミルクチョコレートで、中が抹茶チョコレートと2層になっているので、最初はチョコレートの味だけなのですが、徐々に抹茶の味が出てきて、最後にはほろ苦い抹茶の味が残ります。
絶妙です!!
「濃抹茶」というだけあって、抹茶の味も濃い~。
チョコの口どけも滑らかです。
甘ったるくないので、ついつい手が伸びてしまう危険なチョコです。

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2004年11月16日 (火)

『ななつのこ』加納朋子

4488426018.jpgななつのこ
加納 朋子 (著)

-----[ あらすじ ]-----
短大生の駒子は、「ななつのこ」という本に惹かれ、作者の佐伯綾乃にファンレターを書く。自分の身の回りで起きたことをまじえて書いた手紙に思いがけず返事が届き、こうして2人の間で手紙のやり取りが始まった…。
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第3回鮎川哲也賞を受賞した、加納朋子のデビュー作です。

短大生・駒子が手紙に綴った、身の回りに起きた小さな事件、に対し、「ななつのこ」の作者がその解答を想像した返事を返すことで、ストーリーが展開します。
各章で、駒子の遭遇した「日常の謎」がひとつと、作中作である連作短編集「ななつのこ」の1編が紹介されるのですが、「ななつのこ」にもミステリ色があるという凝った構成になっています。

実は、「日常の謎」系のミステリを好んで読むほうではありません。
どちらかというと、ハラハラドキドキの展開や、誰がなぜそんな事を?と謎に引っ張られる展開のほうが好きです。
この本も、夜、布団の中で読むのによさそう、と思い、手に取った作品です。
案の定、出だしの頃は、よく眠れました(笑)。
が、だんだん引き込まれていき、「一枚の写真」ではしみじみし、「白いタンポポ」に至っては涙を浮かべていました。
著者ご自身も、駒子や真雪やのように、繊細で感受性豊かな少女だったのではないだろうか、と思ってしまったほど、心のゆれや漠然たる不安のような気持ちが描けているな、と感じました。

だた、結末は、子供の頃に読んだ少女マンガ(あるいは少女小説)に似たような展開の物語があったので、さほど驚きませんでした。
こういう結末は、文学少女の永遠の夢なのかも?などと思いました。

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2004年11月15日 (月)

「つばめグリル」玉川高島屋SC店

041115.jpg週末に二子玉川の高島屋にある「つばめグリル」へ食事に行ってきました。
息子のお誕生日の食事会(と言っても、家族3人で、なんですけどね)です。

「つばめグリル」はハンブルグステーキが有名で、多分、ほとんどのお客さんがハンブルグステーキをオーダーしていると思うのですが、息子が好きなものは、サーモンのムニエルなんです。
息子に「お誕生日に何を食べに行こうか?」と聞いたら、「つばめグリルのサーモン!!」と即答しました。
確かに、私が家で作るムニエルとはひと味もふた味も違い(あたり前か)、お魚がふっくら焼けていて、とても美味しい。
付け合せの温野菜も、シンプルなんだけど、これがまた、美味しいのですよ。
ハンブルグステーキに付いてくるベイクドポテトも、皮は香ばしく、中はホクホクで、美味しい~。
オットが残したポテトまで食べてしまいました。
ビールに合うんだよね~。って、また、飲んでいるわけです(笑)。

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2004年11月13日 (土)

クリスマスツリー@たまプラーザ駅前

041113_1.jpg 041113_2.jpg

今年も、東急田園都市線のたまプラーザ駅前に立派なクリスマスツリーがセッティングされました。
昨日(11/12)、クリスマスツリーの点灯式が行われたようです。
今年のツリーは、かなり力が入っていますよ~。
音楽に合わせて電飾がチカチカしたり、色が変化するのです!
駅前は、クリスマスに向けてすっかりライトアップされていて、日が暮れてから通ると、すごくキレイ♪
街灯に可愛いサンタさんがぶら下がっていたりして、ファンタジックな雰囲気です。

今年はまだコートも不要なくらい暖かいので、もうすぐクリスマス、って気分にはならないんですけどね。
でも、今年もあと約1ヵ月半。
徐々に年末年始に向けての準備をしなくては!

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2004年11月12日 (金)

『水の迷宮』石持浅海

433407586.jpg水の迷宮
石持 浅海 (著)

-----[ あらすじ ]-----
夏休みの子供やカップルでにぎわう羽田国際環境水族館。
館長に届いた不信な携帯電話に着信した一通のメールを皮切りに、展示してある水槽を狙った攻撃が始まった。犯人の目的は?
-------------------

石持浅海さんは、閉鎖状況を考えるのが本当に上手いですね。
この作品では、通常営業している水族館を見事にクローズド・サークルに仕立て上げています。
多少、強引な感じはしますが、不自然さは感じませんでした。

次々と起こる水槽への攻撃と、その後に届くメール。
緊張感ある展開と、登場人物が交わすロジカルな考察に、どんどん引き込まれました。

しかし…主人公をはじめとする水族館職員たちの行動には違和感を感じてしまうのです。
そして、終盤に向かうにつれ、登場人物の行動に対する理解不能度はどんどん増して行き、事件の解決に至っては、かなりゲンナリ。

裏表紙には

すべての謎が解き明かされたとき、胸を打つ感動があなたを襲う。

とありますが、感動とはほど遠かったです。
「バカ言ってんじゃないよ」という感じ。
<夢の実現>のためという名目で、目をつぶってもいいんでしょうか?
”男のロマン”ってヤツかもしれないけれど、私には心に響いてくるものが何もなかったです…。
わざわざ<感動する>と書かれていたので、期待しすぎたのかもしれませんが。

ほかの方の感想を読んでみると、感動したという意見も多数あったので、私とは相性が悪かった、ということなのでしょう…。
事件の結末に納得できるかできないかで、この作品に対する印象が分かれそうです。

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2004年11月11日 (木)

息子のお誕生日

041111_1.jpg昨日は息子のお誕生日でした。
わが家では、私以外の人はケーキを好まないので、ケーキを買うのはお誕生日とクリスマスだけ。
買うのも、たまプラ駅前にある「デフェール」のショートケーキと決まっています。「デフェール」のショートケーキだけは、オットも息子も食べてくれるのです。

昨日も、「デフェール」へお誕生日ケーキを買いに行ったのですが、なんと定休日でした。ガーーン。
しょうがない、ケーキはなくてもいいかナ…と思ったのですが、学校から帰ってきた息子がとてもがっかりしたので、たまプラ東急の「金のフライパン」へ買いに行きました(「金のフライパン」の店員のお姉さんはものすごく感じがいいです)。
子供にしたら、たとえケーキは好きじゃなくても、お誕生日ケーキのないお誕生日なんてちょっと寂しい、ということでしょうか。どうやら息子は、ロウソクを吹き消すのも楽しみにしていたようです。

041111_2.jpg晩ご飯は、息子の好物のエビグラタンに、サラダとフルーツ(メロンとマンゴー)。

それにしても、子供って、あっという間に大きくなりますね。赤ちゃんだった頃が懐かしく感じられます。赤ちゃん時代は、早く大きくならないかな~、と思っていたけれど。

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2004年11月10日 (水)

『暗闇の中で子供』舞城王太郎

4061822063.jpg暗闇の中で子供
舞城 王太郎 (著)

-----[ あらすじ ]-----
『煙か土か食い物』の続編。
奈津川家の三男でミステリ作家の三郎は、マネキンを埋めて歩いている女の子を目撃する。この少女の目的は?不可解な連続殺人の犯人とその目的は??
-------------------

うわぁ~、なんじゃこりゃ。
いろいろな意味で、凄い。
前作『煙か土か食い物』よりも壊れ度が増しています。
もはや、ついて来られるヤツだけついて来い、って感じですね。
ダメな人は全く受けつけないでしょうが、私は没頭して読んでしまいました。

この作品の主人公は、奈津川家の三男・三郎。
自分は無価値な人間だと思っている自己嫌悪男です。
この三郎が、自分の「魂の価値を稼ぐ」べくもがき苦しむのです。
三郎による一人称口語体の文章は相変わらずのハイテンション。
暴力、流血、汚い言葉、バカバカしさ満載の荒唐無稽なストーリー。
現実味なんて微塵もない。
でも、そこから垣間見えるのが、リアルな魂の叫びなのだ。
痛くて、切ない…。
そしてたどり着く結末には、混沌の中にも明るい光がさしているのです。
これだけ無茶苦茶やってるのに、ちゃんと胸の奥に響いてくる物があるなんて、凄いです。

ある種の真実は、嘘でしか語れないのだ。 (p.34)

なるほど…。
このような作品中で語られる「物語論」も、とても興味深かったです。
ストーリーの中には明らかな矛盾があるのですが、「物語論」から考えると、何を信じ、何を嘘っぱちだとするかは、読者の判断にまかせる、ということなのでしょうか。
まぁ、矛盾点など枝葉末節に思えるほどの迫力で押し切られちゃいましたけどね。

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2004年11月 9日 (火)

ダイエット・メニュー(その1)

041109.jpgジーンズがきつくなってきたので、ダイエットを決行することにしました。やはり、この歳になると、食欲にまかせて食べたい物を食べ、歯止めなくお酒を飲んでいると、太りますね…。少々の運動では消費しきれず、体脂肪となって主にお腹まわりに蓄積したようです。ギャーー!!!

昨日の晩ご飯から、さっそくダイエット・メニューを開始。

 ・わかめと卵いため
 ・ウインナー入り野菜スープ
 ・グレープフルーツ

白いご飯はがまんがまん。くーっ、辛いなー。

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2004年11月 8日 (月)

『星の牢獄』谺健二

4562037326.jpg星の牢獄
谺 健二 (著)

-----[ あらすじ ]-----
惑星バ・スウから地球へやってきたイレム・ロウは、不可解な殺人事件に巻き込まれる。自分への容疑をはらすために、佳織とともに天文台「星林館」での流星観測会に参加したが、ここでも異様な連続殺人が発生し…。
------------------

いきなり、出だしからSFだったので、びっくり。
谺健二さんといえば、実際に起きた事件を題材にし、社会派と本格の融合を試みた、どちらかというと重くて暗めの作風のかたというイメージがあったものですから。この作品は、今までとは違うテイストで、読みやすかったです。

舞台は現在の神戸なのですが、主人公であり探偵役は、異星人のイレム・ロウです。そして、コンピュータ・システムの障害で天文台に閉じ込められ、そこで不可能犯罪が連続して発生するという、本格ミステリーでもあります。

探偵役のイレムは、テレポートやリーディング(心の中を読み取る)などの特殊能力を使って謎を解いていくのですが…。う~ん、そうきたかぁ~。伏線は十分にはられているので、何かあるな、と途中から思っていたのですが、こうくるとは思わなかった! なるほどねぇ~~。まさに、世界の崩壊と再構築、です。

しかし、なんだかモヤモヤを残したまま話が終わってしまったのです。それじゃあ、あの部分はどう説明するのよ?と疑問が残るのですよ。全てを説明しきれていないように思うのですが…。エピローグも、あえて、ああしたとは思うのですが、なんだかなぁ~、という感想が残ってしまいました。終盤のまとめ方が、いまいっぽ甘かったように思いました。

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2004年11月 7日 (日)

とんこつラーメン「御天」もえぎ野店

041106_1.jpg藤が丘のもえぎ野公園そばにある、博多長浜とんこつラーメン「御天」。本格的なとんこつラーメンのお店です。

濃厚なスープに細めん。味は薄めですが、テープルにある高菜や紅しょうがを入れるとちょうどよい味になります。タレもあるので、好みの味に調節できますよ。めんの量は少なめですが替え玉(130円)があるので大丈夫。写真はラーメン(630円)。

041106_2.jpgテーブル席があるので、ゆっくり食べられる点もグッド。つい、生ビールもオーダーしてしまいます。カウンター席だとビールを飲む気にならないんですよね~。さっさと食べてさっさと帰らないといけないみたいで。
気候のよいときは、テラス席が気持ちいいです。テラス席といっても網戸で囲われているので、通行人と目が合ったりしません(笑)。店内に漂うとんこつラーメン屋さん独特の匂いも、テラス席ならあまり気にならないかも。居心地がいいし、ラーメンも美味しいので、お気に入りのお店です。

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2004年11月 4日 (木)

『龍臥亭事件』島田荘司

龍臥亭事件 (上)
龍臥亭事件 (下)
島田 荘司 (著)

-----[ あらすじ ]-----
御手洗の友人・石岡は二宮という女性に頼まれ、厄払いに同行することになった。霊感に導かれたどり着いたのは、岡山県の山奥の村にある龍臥亭という旅館だった。2人が到着すると同時に、不可解な大量連続殺人事件が始まる…。
-------------------

上下巻ともに分厚いですが、ぐいぐい読ませる面白さは十分。

この作品は、「津山三十人殺し」をモチーフとしています。横溝正史の「八つ墓村」で取り上げられたことで有名な「津山三十人殺し」ですが、「八つ墓村」ではほんの数ページで語られているだけです。しかし、この作品では、下巻の大半を、この「津山三十人殺し」のノンフィクションが占めていて、犯人の生い立ちから事件までが、時代背景や事件の舞台とななった村の特徴とともに、詳細に綴られています。内気で秀才だった犯人が、挫折感を味わいプライドを傷つけられ、次第に狂気へと向かっていくさまは、実話だけに迫力があります。

フィクション部分も、オカルトっぽい出だしから、幻想的な旅館・龍臥亭を舞台にして、不可能犯罪、バラバラ殺人事件、亡霊…と、謎また謎の展開で、楽しめました。ただ、ノンフィクション部分にインパクトがあったので、この後に続く謎解き部分が霞んでしまった感がありました。

御手洗シリーズのファンにとっては、今まで御手洗のワトソン役だった石岡が、みごと探偵役をはたした記念すべき作品でもありますね。自分では無理だよ…とウジウジしている石田にはイライラしっぱなしでしたが、無事に事件を解決できてホッとしました(笑)。島田作品ファンには見逃せないサプライズが、最後に待っています。

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2004年11月 2日 (火)

カプチーノ・シフォンケーキ

041102.jpgカプチーノ・シフォンケーキを焼きました。
コーヒー風味にシナモンをプラスした、いかにもアメリカっぽくてちょっと大人のフレーバーです(シフォンケーキはアメリカのスイーツなんですよ。知ってました?)。コーヒーとシナモンがいい香りです♪

4277613527.jpgこのカプチーノ・シフォンケーキは、

絶対失敗しないシフォンケーキ・2
石橋 かおり (著)

に載っているレシピで作りました。

この他に、ミルクティー・シフォンやメープル・シフォン、ごまシフォンなど、美味しそうなシフォンケーキのレシピが載って、どれも作ってみたくなります。定番のシフォンケーキをマスターし、いろいろなバリエーションを楽しみたいひとにお勧めの本です。20cm型のレシピしか載っていない本が多いですが、この本では全レシピに16.5cm型と20cm型の分量が載っているのが、嬉しいです。また、違うサイズの型で焼きたい場合の材料の計算方法も載っているので、これも役に立ちそうです。

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2004年11月 1日 (月)

『パーク・ライフ』吉田修一

4167665034.jpgパーク・ライフ
吉田 修一 (著)

-----[ あらすじ ]-----
日比谷線の中で間違って話しかけてしまった見知らぬ女性と、日比谷公園で再会する。その後、たびたび日比谷公園で合い、会話を交わすようになり…。
-------------------

第127回芥川賞受賞作。

OLさん向けのファッション誌に掲載されてそうな小説だな、と思いました。おしゃれで湿度低め、な感じです。ドロドロした人間関係、とか、熱い思い、とかは無縁です。

主人公は、東京で一人暮らしをしている会社勤めの男性「ぼく」。この「ぼく」の日常生活が、おしゃれで意味ありげな物たちとエピソードで、淡々と綴られています。

ペットの猿、スターバックス、人体模型、バスジェル、別居中の友人夫婦、長年思いを寄せている女性…などなど。

日比谷線で出会った女性とも、日比谷公園のベンチで話をしたりコーヒーを飲んだりするだけ。名のりあったり、自分の仕事の話はあえてしないのです。

ただこれだけの話。なのに、日比谷公園に行ってベンチでスタバのコーヒーを飲みながらボーッとしてみたくなりました。

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