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2004年11月16日 (火)

『ななつのこ』加納朋子

4488426018.jpgななつのこ
加納 朋子 (著)

-----[ あらすじ ]-----
短大生の駒子は、「ななつのこ」という本に惹かれ、作者の佐伯綾乃にファンレターを書く。自分の身の回りで起きたことをまじえて書いた手紙に思いがけず返事が届き、こうして2人の間で手紙のやり取りが始まった…。
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第3回鮎川哲也賞を受賞した、加納朋子のデビュー作です。

短大生・駒子が手紙に綴った、身の回りに起きた小さな事件、に対し、「ななつのこ」の作者がその解答を想像した返事を返すことで、ストーリーが展開します。
各章で、駒子の遭遇した「日常の謎」がひとつと、作中作である連作短編集「ななつのこ」の1編が紹介されるのですが、「ななつのこ」にもミステリ色があるという凝った構成になっています。

実は、「日常の謎」系のミステリを好んで読むほうではありません。
どちらかというと、ハラハラドキドキの展開や、誰がなぜそんな事を?と謎に引っ張られる展開のほうが好きです。
この本も、夜、布団の中で読むのによさそう、と思い、手に取った作品です。
案の定、出だしの頃は、よく眠れました(笑)。
が、だんだん引き込まれていき、「一枚の写真」ではしみじみし、「白いタンポポ」に至っては涙を浮かべていました。
著者ご自身も、駒子や真雪やのように、繊細で感受性豊かな少女だったのではないだろうか、と思ってしまったほど、心のゆれや漠然たる不安のような気持ちが描けているな、と感じました。

だた、結末は、子供の頃に読んだ少女マンガ(あるいは少女小説)に似たような展開の物語があったので、さほど驚きませんでした。
こういう結末は、文学少女の永遠の夢なのかも?などと思いました。

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