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2005年1月 8日 (土)

『愚か者死すべし』原りょう

4152086068愚か者死すべし
原 りょう (著)
早川書房・2004/11

-----[ あらすじ ]-----
私立探偵・沢崎シリーズ。
大晦日の渡辺探偵事務所へ現れた若い女性。彼女を新宿署へ送り届けたとき、沢崎は銀行襲撃犯を狙ったと思われる狙撃事件に巻き込まれ…。
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待ちに待った原りょう(本当は”りょう”は”寮”のウ冠のない漢字です)の9年ぶりの新作は、探偵・沢崎の新シリーズの第一作目でした。
正統派ハードボイルド、男の美学は健在。
タバコをくゆらせ、取引には応じず、覚えのないお金は受け取らず…。
クゥーッ、かっこいいー!!
「今どき、こんなヤツいないよ」な部分もあるのですが、いいんです!

意外な展開にぐいぐい引き込まれ、錯綜するプロットに翻弄され、なにより、また沢崎に合えたことが嬉しくて、楽しみながら読みました。
「ええっ?!そうだったんだー」と、何度驚いたことか!
とても面白くて、9年間待ったかいがあったと言うものです。
完成度の高さも期待通り。
ただ、いくつかの事件が交錯し並行して起きているので、ややこしいですね。
ぼんやり読んでいると、肝心な所で「○○って何(誰)だっけ?」と、わけが分からなくなる可能性大です。

出てくるたびに名前も肩書きも違う男など、魅力的な人物が登場したものの、いつものあの人が間接的にした登場しなかったのが、ちょっと残念でした。
でも、それも、新シリーズというとこで、あえてそうしたのかな、と「後記」を読んで納得。
今までの作品と比べてると、全体的に雰囲気が変わったように感じたのも、新シリーズだからなのでしょうね。

この新シリーズは第三作まで続くようなので、次回作が楽しみです。
次回作が出ると分かっているだけでもシアワセ♪
はたして、あの人はパリから帰ってくるのか?!

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