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2005年11月29日 (火)

『女王様と私』歌野晶午

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女王様と私
歌野 晶午 (著)
角川書店 (2005/08/31)

-----[ あらすじ ]-----
真藤数馬はオタクで引きこもりでロリコンなニート。
妹の絵夢とデートした先で「女王様」に出会い、彼に新しい世界が開けてゆく…。
-------------------

SM小説のような題名ですが、違います(笑)。

主人公の数馬は、引きこもりでオタクでロリコンなニート。
これが実に情けない男で、それに対し、女王様の言い分には妙に説得力があり、ついうなずいてしまった。
数馬が女王様に翻弄される前半は、見事な女王様っぷりに関心したり、散りばめられたサプライズに驚いたりで、楽しく読んだ。

ミステリ的には、「それってあり?!」と叫ぶオチだとは思うが、私はありだと思う。
だから、最後の結末で背筋が寒くなる、のではないか。
このオチに行きつく思考回路の人間だからこそ、この結末か、と。

実はこのオチ、私は最初から気がつきました。
ミステリ好きなので、すみずみまで目を配って読むクセがついてるもので(笑)。

仕掛け的には賛否両論かもしれないが、細かい伏線や映像化不能なサプライズもあり、よく作りこまれた作品だと思う。
ただ、2章の最後の方は力技でまとめてしまった感がして、残念。

ある意味、表紙の裏側が一番面白かったかも(笑)。
でも、本編を読む前に見るのは禁止ですよ!!

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コメント

こんにちは!

わたしもつい最近、この本読みました。
それでもって、わたし個人としては、このオチは「なし」ですわ…(笑)!
表紙の裏側が一番おもしろかったかも…というのは文句なしに賛成ですけど(笑)。

投稿: ちょろいも | 2005年11月30日 (水) 22:11

ちょろいもさん、こんにちは♪

その気持ち、よ~く分かります!
そりゃないよ、反則だよ、と(笑)
でもその反則、バリっと本に書いてあるので私は許しますわ(笑)
それに、この手を使わないと表現できないコトもあるのでは、と思うのですよ。
ただし、本格ミステリとしては禁じ手ですよね(汗)

投稿: Mana | 2005年12月 1日 (木) 09:10

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» 『女王様と私』読了。 [日々のちょろいも]
 歌野晶午『女王様と私』の感想をこちらに。うーん、ネットをざっと見ると結構評判も上々のこの作品、わたしはミステリとは認めたくないわ…。反則でしょ。反則すれすれ、というのは時にとってもおもしろかったりするけれど、でもまったくの反則はイタダケナイ。今出ている....... [続きを読む]

受信: 2005年11月30日 (水) 22:03

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