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2006年2月 1日 (水)

『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩

4062649519メルカトルと美袋(みなぎ)のための殺人
麻耶 雄嵩 (著)
講談社 (2000/08、初出1997/06)

-----[ あらすじ ]-----
銘探偵・メルカトル鮎と推理作家・美袋三条が事件の真相に迫る短編集。

収録作品
・遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる
・化粧した男の冒険
・小人閒居為不善
・水難
・ノスタルジア
・彷徨える美袋
・シベリア急行西へ
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ミステリ史上まれに見る邪悪で鬼畜な銘探偵・メルカトル鮎。
うわっ、ひどいヤツだなー!と思いつつ、不愉快にならないどころか、メルカルトのことを気に入ってしまった私って…実は邪悪な人間なのかも?!と、今更ながら自分のダークサイドに気づいたよ。

メルカルトに散々さげすまれ、馬鹿にされ、いじめられるワトソン役の美袋であるが、メルカルトに殺意さえ覚えたにもかかわらず、こりずに一緒に旅行に行ったり、困ったときには相談したりするんだよね~。面白い関係だ。

ミステリ的には、それってありなの?という真相もあるのだが、許せてしまう不思議な魅力があった。

いずれにせよ、読者を選ぶ作品であることは、間違いない。
メルカルトの言動にムカついて我慢できないって人は、多いと思う。
私はその邪悪さっぷりが面白かったんだけど。

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