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2006年3月 1日 (水)

『交換殺人には向かない夜』東川篤哉

4334076203交換殺人には向かない夜
東川 篤哉 (著)
光文社 (2005/09/26)

-----[ あらすじ ]-----
私立探偵の鵜飼杜夫は画家・善通寺春彦の妻・咲子から夫の浮気調査を依頼される。鵜飼と探偵事務所の大家・朱美は使用人になりすまして山奥にある画家の屋敷へ潜入し、妻が留守にする夜の夫の行動を見張ることに。一方、探偵の弟子・戸村流平は十乗寺さくらに頼まれ、年代物の八ミリカメラの購入につき合った後、さくらの友人・水樹彩子の山荘にそのカメラを届けに出かける。志木刑事らは商店街で発生した女性の刺殺事件の捜査を行っていた。その夜は雪が降っていて山間部はかなりの積雪量になり…。
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架空の街・烏賊川市(いかがわし)を舞台にしたシリーズの4作目。

まず驚いたのが、笑いのセンスが格段によくなっていること。ドタバタであったり、寒かったりする部分もあるとこはあるが、これはもう許容範囲。というか、徐々にツボにはまってきたかも。それよりも、お笑いさえも読者の目くらましにしてしまっているのには、非常に感心した。

善通寺家の屋敷の鵜飼と朱美、彩子の山荘の流平とさくら、鶴見通りで発生した殺人事件を追う刑事たち。それぞれ別の場所で起きた出来事が交互に書かれている。この3つの話がどう繋がるのかは、もう驚いたとしかいいようがない。著者のたくらみに、すっかり引っかかってしまった。うわっ、やられたー!久しぶりに騙される快感を味わった。

正統派本格ミステリとお笑いを両立させた手腕はお見事!
楽しめました。

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