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2006年9月18日 (月)

『ストロベリーナイト』誉田哲也

4334924867ストロベリーナイト
誉田 哲也(著)
光文社 (2006/2/22)

-----[ あらすじ ]-----
公園の植え込みで、青いビニールシートにくるまれた惨殺死体が発見される。
警視庁捜査一課殺人犯捜査係に所属する女性警部補・姫川玲子(29歳)が、謎の多い惨殺事件の真相に迫る。
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話が進むほどに、謎が謎を呼ぶ展開でページを繰る手が止まらなかった。
脇を固める登場人物もひとくせある人々がそろっていて、話を盛り上げる。

主人公は、ノンキャリアながら27歳で警部補に昇進し、警察庁の捜査一課殺人犯捜査第十係の主任である女性警部補・姫川玲子。
持ち前の勘のよさで事件に迫る姫川だが、肩書きを盾にしていたり、ひらめきに頼って突っ走ったりで、警察内にも反感を持つ者がいる。
その姫川が、自分のトラウマと対峙することで刑事としても人間的ににも成長していく様子はこの物語の重要部分になっているのだと思うが、これがどこかで見たようなありきたりな話になっているのが残念。
しかも、姫川にしても殺人犯にしても、心の傷をこの手のトラウマが原因だというのは、もういい加減飽き飽きだよ。何かもっと違うことを考えられないものか。

ミステリ的には、とにかく姫川のひらめきが凄すぎ。普通、ありえないでしょ!
でも、そのおかげでテンポよくストーリーが展開してるんだろうなー。
事件の犯人については、ひねりが足りない感じで、ミステリを読みなれている人は容易に真相にたどり着いてしまいそう。

充分に面白く一気に読んだのではあるが、読了後は若干の物足りなさを感じた。
次回作にさらなる飛躍を期待。

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