『カーの復讐』二階堂黎人
『カーの復讐
』
二階堂 黎人 (著)
喜国 雅彦 (絵)
講談社ミステリーランド (2005/11)
-----[ あらすじ ]-----
怪盗ルパン VS 古代エジプトの呪い。
フランスの新聞<<エコー・ド・フランス>>編集長のまたの姿は、怪盗アルセーヌ・ルパンなのであった。ルパンは、フランスに運ばれてきた古代エジプトの秘法<<ホルスの眼>>を狙っていた。ルパンの隠れ家へ、部下のマルコがベロニック婆さんからの手紙を持って現れる。エジプトの秘法を発掘したボーバン博士の家族に殺人鬼の魔手が迫っているというのだ…。
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あらすじなどの何の前提知識もなく読み始めたので、驚いた。
これってルパンの話だったのね!
題名にある"カー"から勝手にディクスン・カーを連想していたのだけど、全然違ったようだ…。
この作品では、ルパンが探偵役となり、密室殺人やミイラ男の謎に挑むのです。
小学生のころ、学校の図書室にあったルパンシリーズに夢中になった私なので、懐かしさを感じながら読んだ。
次々と起こるおどろおどろしい奇怪な出来事が、ちょっと古めかしい文体とあいまって、なかなかいい雰囲気をかもし出しているではないか。
だた、これが今の子供達にアピールするかといえば…どうなんだろう、とも思う。
やはり、古さを感じてしまうのではないか。
どちらかと言うと、私のように子供の頃にルパンを読んでいた大人の方が楽しめそうではある。
内容的には、何の心配もなく子供に読ませられるのだけど。
本書を読んで、懐かしのルパンシリーズをまた読んでみたくなった。
今度、図書館で借りてみようかな。
図書館にあることは知ってるのですよ。
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